ストレスと体臭は密接な関係があるんです。
けれどストレスだけが体臭の原因ではないので、ストレスと体臭は関係ない場合もあります。
では、ストレスと関係ない体臭の原因って何なの?気になりますよね。
ストレスの体臭も、ストレスと関係ない体臭も徹底定期に調べました。
ストレスの体臭で悩んでいる人は多い
何かとストレスの多い現代社会。
緊張したときに嫌な汗をかいたり、手に汗を大量にかいたり、それは強い緊張を感じているからです。
そんな時に自分の体臭が気になったことありませんか?
ストレスが体臭の原因になっている証拠ですね。
悩んでいるのはあなただけではありませんよ。
ストレスが体臭に影響する原因て何?
ストレスと体臭は無縁のように感じますが、実はストレスと体臭は深いつながりがあります。
そこで、ストレスがどのように体臭に影響するのか?
どうのような繋がりがあるのか?その原因を探っていきましょう。
①ストレスによる自律神経の乱れ
ストレスが蓄積されると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経は緊張を作り出す「交感神経」とリラックス状態を作す出す「副交感神経」に分けられますが、ストレスを受けることにより交感神経が優位になってしまうんです。
交感神経が優位になると、血管が収縮して血流が悪くなったり、消化器官などの臓器の機能が低下します。
そして本来なら上手く処理されるはずの老廃物やニオイ物質が溜まり、それらが血液に流れ出し、呼気や汗、皮脂などと一緒に体外に排出されることにより強い体臭となるんです。
②ストレスによる活性酸素の増加
人間には、ストレスを感じると「副腎皮質ホルモン」を分泌して対応しようとする機能が備わっています。
そのホルモンが分泌される時に活性酸素が発生されます。
活性酸素の増加により皮脂の構成要素である脂肪酸が酸化され、加齢臭の元と言われている過酸化脂質が作られるんですね。
過酸化脂質は他の脂肪酸と酸化して乳酸などのニオイ物質も発生させます。
そのニオイ物質が毛穴の奥にある皮脂から排出されることで強いニオイになるのです。
③ストレスによる腸内環境の悪化
ストレスと腸内環境には実は密接な繋がりがあるって知っていましたか?
ストレスを受けると、腸内のビフィズス菌などの善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
悪玉菌が増えると当然のことながら、腸内環境が悪化してしまいます。
腸内環境が悪化することで、排便のリズムも狂い、便秘になりやすい状態を作ってしまうんですね。
便秘になれば腸内腐敗が起こり有害物質が増えたり、異常発酵してガスが出やすくなり、体臭や口臭の原因となってしまうのです。
ストレスが原因の体臭の特徴とは?
ストレスが原因で体臭が発生するメカニズムは分かりましたね。
では具体的にストレスが原因で発生する体臭とはどのようなニオイなのでしょうか?
その特徴を徹底的に調べてみました。
⑴ストレスによる内臓機能の低下による体臭
ストレスにより内臓機能が低下すると様々な体臭を発生させます。
①胃の機能が低下すると...消化不良を起こします。
消化不良により、食べたものが消化されず胃に残り発酵することで「卵の腐ったようなニオイ」が発生。
②腸の機能が低下すると...便秘になります。
その便が腐敗、発酵し、アンモニア臭など便に似たニオイを発生させます。
③肝機能が低下すると...毒素であるアンモニアを尿素に分解できず、アンモニア臭を発する「疲労臭」と呼ばれる体臭や口臭が発生します。
また分解酵素が作用せず、トリメチルアミンという物質が体に残ると
「魚の腐ったようなニオイ」を発生させる原因となってしまいます。
⑵活性酸素の増加による体臭
ストレスをため込むと活性酸素が増加してしまいます。
活性酸素が原因で作られるニオイの元は、過酸化脂質という成分です。
過酸化脂質が増えると、分子量の脂肪酸に分解されて体外に発散されるのですが、これがニオイの原因なんです。
このニオイの成分は、アルテヒドというもので加齢臭の元と言われる「ノネナール」もこの一種ですね。
この成分が、皮脂腺から出ることによって「脂っぽいニオイ」だったり「青臭いニオイ」を発生ていたんです。
体臭が出るストレス以外の原因は?
ストレスだけが体臭の原因とは言えません。
そこで、ストレス以外の体臭の原因を調べてみました。
ストレス以外の体臭でお悩みの方必見です!
①偏った食生活
偏った食生活は体臭にも大きく影響します。
脂っぽいものを食べ過ぎると、皮脂の分泌が増え、それが酸化して加齢臭のような脂っぽいニオイを発生させます。
肉や乳製品に多く含まれるタンパク質を取り過ぎると、アンモニア臭や硫化水素の原料となり、酸っぱいニオイの原因になってしまいます。
またタバコ、アルコール、キムチ、ニンニクなどニオイの強い食べ物、インスタント食品、ジャンクフードの食べ過ぎも体臭の原因になるので注意しましょう。
②間違ったダイエット
食事制限のみ、などの間違ったダイエットも体臭の原因になります。
人の身体は食べ物からエネルギーを作りますが、エネルギー源となる食べ物が不足すると、代わりに体内の中性脂肪をエネルギーに変えます。
この時に分解される脂肪酸が、間違ったダイエットにより不完全燃焼を起こすと汗や皮脂に混じって排出され体臭の元となってしまうんです。
このような「ダイエット臭」は、食事制限の過程で、どんどんエスカレートします。
適度な運動も取り入れたダイエットを心掛けましょう!
③運動不足
運動不足になると、皮膚の末梢血管の血行が悪くなり、汗腺へ酸素の供給がうまく出来なくなり、細胞が死んでしまいます。
それを防ぐために、身体は酸素を必要としない解糖系に切り替えてエネルギーを作るんですね。
このときに大量に生産されるのが「乳酸」です。
乳酸が増えた分だけアンモニアも増えるので、汗がツンと汗臭くなり体臭の原因となってしまうんです。
運動不足の改善は、体臭の改善にも繋がると言うことですね。
ストレスの体臭はこの改善方法を同時に!
ストレスの体臭の改善には、何かひとつだけが有効というわけではありません。
いろいろな方法を同時に行うことで、改善されます。
効果のある改善方法を紹介しますね。
⑴ストレスを溜めない
ストレスの体臭の改善にはストレスを溜めないことが一番ですが、こんなことを言うと「無理!」という声が飛んできそうです・・・
ストレスを溜めない、というのは無理かもしれませんが考えすぎると、それがストレスになり余計に体臭を強くしてしまいます。
人間の脳は、強く意識すればするほど、意識したものを強く感じ取ってしまう、という仕組みがあるんです。
しっかり対策をしたら、臭わないんだと自身を持つことも体臭の改善には大切なんですね。
⑵湯船に浸かる
ストレスの体臭は身体の内側から出ている臭いなので、シャワーではなかなか洗い流すことが出来ないんです。
ストレスの体臭は、少し熱めの湯船にゆっくり浸かって、汗を流すことで改善されますよ。
湯船に浸かることで、血行が良くなり身体の中に溜まった体臭の原因となる、乳酸やアンモニアが減少します。
シャワーで簡単に済ませないで、きちんと湯船に浸かることでストレスの体臭の改善に繋がるんですね。
⑶薬用デオドラント
いろいろな改善を行っても、徐々に効果が出るもので、急に体臭が消えるわけではありません。
その間は薬用デオドラントを使用してみてはいかがでしょうか?
様々なタイプの薬用デオドラントが販売されていますから、使い勝手や使用感などから自分好みのものを選べますよ。
また薬用デオドラントの中には返金保証がついているものが多いので、自分に合わなかったり、効果がないと感じたら、返金してもらえるので安心です。
まとめ
ストレスがこんなに体臭と密接な関係があったとはビックリです!
ストレスが便秘や自律神経を乱し、それが体臭の原因になっていたとは思いもよりませんでした。
上手に改善方法を取り入れて、ストレスの体臭と付き合っていきましょう!